ブルガリア国立歌劇場「カルメン」            兵庫県立芸術文化センター - 関西クラッシク音楽散歩

10/13 ブルガリア国立歌劇場、ビゼー:歌劇「カルメン」、日本公演のための新演出による「カルメン」。 日本の能舞台ギリシャ神話的要素を盛り込んだとして、舞台中央に大きな赤い円台があり、主役はほとんどこの上で演ずる、円台を囲むように後方外側に3段の観覧席風の台があり、合唱団員が全身黒い服装で白い能面をかぶり観覧席風の台で演じ、バレエ団も銀色の服装に銀色の仮面をかぶり演じた。 また3名の白装束の人がロープを持って円台の外側から、運命を支配する人の様に主役にロープで絡むなど非常に変わった演出に戸惑った。 カルメン:ナディア・クラスティヴァ、ドン・ホセ:コスタディン・アンドレエフまずまず、エスカミーリョ:ヴェセリン・ミハイロフ本日一番良い、ミカエラ:ツヴェタナ・バンダロフスカやや弱い。 合唱団は人数少なく、指揮:原田慶太楼のブルガリア国立歌劇場管弦楽団も普通で迫力無く盛り上がらない、近年国内の優秀な公演に慣れているせいか、やや不満でした。