部活でeスポーツ 目指すは甲子園 - 金融王に俺はなる!

近年「eスポーツ」というワードを耳にする機会が多くなりました。eスポーツとは「エレクトロニック・スポーツ」の略称で、ビデオゲームによる対戦競技を指す言葉です。アメリカ、中国、韓国などはeスポーツが盛んで、大会の模様がテレビ中継されたり、賞金総額が1億円を超える規模の大会も開催されるなど、大きな賑わいを見せています。

残念ながら日本はeスポーツ後進国であり、これまでは一部のゲームファン以外、その存在は知られていませんでした。そもそも日本は法律的な問題もあり、賞金額の大きいゲーム大会は開催できないという事情もあったのです。

しかし最近はこうした情勢も変化しつつあり、2016年にはeスポーツの専門学校が開校、今年2月には支援団体の「日本eスポーツ連合」が設立されるなど、日本でもようやくeスポーツが広まり始めています。

そして長野県の松本工業高校では、部活動としてeスポーツを取り入れています。目標は、来年3月に千葉で開催される「第1回全国高校eスポーツ選手権」との事です。

今年で創立80年の松本工業高校。

文化部の一つ、電子工学クラブのなかにeスポーツ班ができたのは7月。きっかけは「eスポーツ部をつくりたい」という1年生の声だった。

顧問の働きかけもあって、部内の班というかたちで発足。班には1〜3年の17人が所属している。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180923-00000014-asahi-soci

日本の家庭用ゲーム市場は縮小傾向にあります。その大きな原因はスマホゲームの台頭ですが、そのスマホゲームも最近は頭打ちになっており、今後大きな市場拡大は見込めない状況です。それだけに、eスポーツは日本のゲーム市場を盛り上げる起爆剤となる事が期待されます。

例えば、海外で人気のゲーム「Dota2」の2018年の世界大会(カナダで開催)では、優勝賞金がおよそ12億円、賞金総額約28億円という、一般のスポーツ競技にも比肩する金額でした。こうした規模の大会が日本でも行われるようになれば、ゲーム市場の流れも上向いていくのではないでしょうか。