エアコンなしよ・ウィーン&チェコ旅行?

台所においてあるカレーパンを

盗み食いするかどうか迷う深夜…

さて 旅行5日目。

ホテルのスタッフの方が

バスターミナルまで送ってくれました。

チップ合わせて10ユーロ。

バスターミナルまでは徒歩9分とあったけれど

チェスキー・クルムロフの街は石畳なので

スーツケースを引いて歩くのはなかなか厳しい。

助かりました。

チェスキー・クルムロフから(今度は)大きなバスでプラハへ。

プラハはね…

17年前の思い出とは エラく変わっておりました。

そりゃそうか。

石畳の目に 煙草の吸殻がたくさん

(ウィーンもチェコも喫煙者が多いのにはビックリした)

轢かれた鳩が道路でトムとジェリー級にぺちゃんこになっている

(2羽 踏みそうになって 飛び退った)

エスカレーターが ガタガタ音を立てて

なんというか

よくも悪くも とても共産圏の名残が。

気温34℃で

 「早く ホテルに行って 涼んで一回立て直そう」

と チェックインしたものの

なんと 

ノーエアコン…。

チェコやドイツでは珍しくないらしい。

小さな扇風機がいじらしく稼働。

ミネラルウォーターを ゴッゴッと飲みながら

街を観光。

とにかく 暑い…

プラハ城の聖ヴィート大聖堂のステンドグラスは見事だった。

ブレとりますが。

カフカの博物館で 絵ハガキを買う。

夕ごはんに鯉食べました。

カレー味で美味しゅうございました。

この店もやはり扇風機。

17年前 お世話になったお家のお母さんは

「ユーロが導入されて、この国は変わってしまうだろう」

と 少し悲しそうな顔をしていたけれど

未だに通貨はユーロでなくコルナ。

凪ぎ倒れそうでいながらも 強くしたたかに

生き残るチェコの国の姿がありました。

頑固でやさしいお婆さんのよう。

(お爺さんじゃない印象)

「むかしは 自由はなかったけれど

飢える人はいなかった」

と 今 共産主義時代を愛おしく思い返す風潮があるとか。

きっと ノスタルジック という意味だけではないね。

資本主義と自由競争のふるいにかけられ

ふり落とされた人たちに 目を塞いでしまう世の中に

疑問というより 限界を感じるんだろう。

クンデラの目指した「自由」は それではないはず。

夜11時過ぎ

ホテルの前が スゴイ騒ぎになったので

ナニ? と 通りを見下したら

酔っぱらった人たちが ギャアギャア叫んだり 歌ったり

ご機嫌な列を成して 旧市街の方へ向かってます。

三晩連続で続きました。

これが プラハの日常なのだろうか…?

日本には台風が近づいてきてて

帰りの飛行機 大丈夫か?と 気象情報を

数時間ごとにチェックするし

なかなか 気ぜわしいプラハでした。