前穂高岳、奥穂高岳 ( 登山 )

画像を撮り忘れてしまいましたが、岳沢小屋よりおよそ2時間40分、紀美子平に到着です。

先ほどと重複致しますが、ここからの槍穂高の眺望です。

さて、ここにきて天候の崩れの予報が早まりました。当初は夕方までは天候が持つ予報でしたが、昼過ぎから崩れる可能性が出てまいりました。

現在時刻は8:30、前穂までの往復は50分。吊尾根〜奥穂高岳は2時間のコースタイムです。

奥穂高岳山頂には12時までには着くことが可能です。よって、前穂高岳に向かうことに致しました。

しかしながら、一つの誤算はこの紀美子平から前穂高岳までの登りのコースタイムはかなりシビアだったことでした。閑散期でも相当飛ばして30分でやっとでしょうか。まして、混雑する夏山シーズンで30分はほぼ不可能ではないでしょうか。

岳沢小屋よりおよそ3時間25分、前穂高岳山頂に到着です。

振り返ると、上高地、長野県側にはご覧の雲海が広がっております。

西に目を向けると、奥穂高岳から西穂高岳へと続く稜線を望むことが出来ます。

さらに、北側に目を向けると奥穂高岳を中心として、西にはジャンダルム、北東方向には北穂高と大キレットを望むことが出来るのです(槍も見えていたのですが、残念ながら画像が残っておりませんでした)

この大展望を名残り惜しみながら、下山することに致しましたがここでのコースタイム20分は登りよりリアリティがありました。ただ、この夏山の混雑時は30分は覚悟したほうが良いと思われます。

そして、再び紀美子平に戻り、デポしておいたザックを担ぎ吊尾根を進みますが、ご覧の通りあっという間にガスに覆われてまいりました。

ご覧の通り、歩き始めは時折ご覧の景色を見ることが出来ました。

吊尾根から見下ろした景色です。

そして、この画像を最後に登山道は完全にガスに覆われてしまいました。

それにしても、ガスに覆われた登山道は長く感じてしまいます。あのピークが奥穂高岳かと思って地図を見ると、まだまだ先だとわかりガッカリしてしまうのです。

紀美子平からすぐに始まる岩場を超え、しばらくは比較的歩きやすい登山道を進み、そしてご覧のような岩を登ると(実際はもっと険しい鎖場がございます)視界が開けてまいります。

そして、ご覧の標識が現れ、

この緩やかな斜面を進むと見えてまいります。

岳沢小屋よりおよそ6時間。標高3,190mの奥穂高岳山頂に到着です。

それにしても、日本第三位の奥穂高岳の山頂はとても狭い山頂でした。しかし、ご覧の空模様の山頂には私たちを含め3組しかおらず、ゆっくりと記念撮影を取ることが出来ました。

本来なら、北アルプス随一の一般登山道である西穂への稜線が見えるはずですが、今回はご覧の景色です。

しばらくの間、山頂で休んだのち穂高岳山荘へと下っていくことに致します。

山頂より約40分、穂高岳山荘に到着です。