観光案内所が教えたくない祇園祭の楽しみ方!山鉾巡行のおすすめ見物ポイント

シリーズでお送りしております、

観光案内所が教えたくない祇園祭の楽しみ方!

最終回の今日は

山鉾巡行おすすめ見物ポイント

について書きます。

同シリーズ過去ブログは

こちらから

ご朱印を集めよう!

宵山グルメ

屏風祭

観光案内所にはいっていると、

やっぱり、

山鉾巡行、どこで見るべき?

は、めっちゃ聞かれます。

もちろん仕事では

それなりにちゃんとお答えしておりますが

もし100パーセント素で返すことが許されるなら

どこでも好きなところで見たらえーやん

と思っています

だってねー

基本どこだって一緒ですよー

パレードだよパレード。

行列が歩いて行くだけ。

注連縄切りが行われる四条麩屋町

くじ検めが行われる四条堺町は

ぎゅーぎゅーに混みますけど

結局どこも多かれ少なかれぎっちり混んでるし

先頭の長刀鉾儀礼が終わったら

後続の山鉾はフツーにパレードするだけだし。

それでも!

どこで見たらいいの?

という方には、

辻回しが行われる四つ角。

個人的には

室町御池の南側がオススメ。

ですかね。

山鉾は、

各鉾町から四条烏丸に集結し、

四条河原町河原町御池室町御池の交差点で曲がって

再度各鉾町に帰り、解体されます。

邪悪なものは

鉾のように尖っていて

ピカピカしている派手なものが好き

とされていますので、

あれを市中曳き回すことによって

町の悪いものを全部鉾に集め、

解体と一緒に散らしてしまう、

という考え方のもと

行われているのが山鉾巡行なのです。

山はともかく鉾は10数トンの重さがあり、

当然ハンドルもエンジンも付いてないので

人力で方向を転換させるしかありません。

この様子が辻回しと呼ばれ

山鉾巡行

大きなみどころのひとつになっています。

巨大な車輪の下に竹の板を敷き、

それを濡らしたものに車体をあげて

勇壮な掛け声とともに、

綱をひっぱって方向転換させます。

この時の鉾の前に乗っている

二人の男性音頭取りの

見事な扇さばきにもご注目

鉾が進行方向を変える交差点でのみ

見られるのですが、

なぜその中でも室町御池の交差点を勧めるかというと

すでに2回、回したことで

まーまーみんな回すことに慣れてきていて

わりとサクサク行くから

勇壮な辻回しも、

全部見ていたらさすがに飽きますので

さっさと回して次いってくれると気持ちいいです。

ごめん大変な思いして鉾を回してはる町の人たち

あと通りかかる時間も遅めなので

河原町通よりは人が少なめな傾向にある

気がするのですよね。

もちろん

回す人が結構疲れてきている

鉾通過予定時間は毎年おしてくるので

待ち時間がちょっと長い

というデメリットもないわけではないですが

稚児はこの辻で薙刀鉾を降りますので

剛力と呼ばれる大人の男性に抱えられて

鉾を降りる様子も見られます。

稚児は神様の化身とされているので

祭りの間、直接地に足をつけることは許されないため

剛力に担がれて移動します。

降りたあと普通にハイヤーで走り去ってしまうのが

なんともシュールっていうか笑えるっていうか

せめて馬にしてくれ笑

あと、南側っていうのは、

単に日当たりの問題です。

北側で見物すると

南からの日差しをモロに受けますので

かなり目もしんどいし何より暑いです。

日傘とかさすと他の人の迷惑になるし

グラサンは見辛くなるし。

巡行なだけに順光で見てください

余談ですが、私は

航空会社に勤めていた間の6年間は

御池室町の角にある、

山鉾巡行がベランダから見られるマンションに住んでいたので

毎年エアコンの効いた自室で

アイスを食べながら悠と祇園祭を見ていました。

もう引っ越してしまったけど

毎年楽しみにして、友達を呼んで一緒に見ていたなあ

今思えば貴重な機会だったと思います。

今年はとにかく暑そうなので

熱中症にはくれぐれもお気をつけて

無理せずご観覧くださいね

さて、

4回にわたってお送りしました

祇園祭シリーズですが、いかがでしたか?

本来のファッションブログからは

遠ざかってしまった最近のブログでしたが、

今持っている自分の知識としては

本領を発揮した記事が書けたかなーというところです。

これらの祇園祭シリーズが

少しでもあなたが祇園祭や京都旅行を楽しむ

ヒントになったなら幸いです